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Archive for the ‘クラウド’ Category

Instagram投稿写真のアーカイブ先としてFacebookは使えるのか?

どーもです。紆余曲折を経てようやくFacebookユーザーの末席を汚すことになり、晴れてInstagramのFacebook連携機能が使えるようになりました、が… というお話でございます。

 

以前、Instagramに投稿した写真のアーカイブ先としてFlickrを紹介しました。

Flickrが画像(写真)共有・クラウド保存サービスとして非常に優れていることは十分体感できましたが、その機能がFacebookに集約できるのであればそれはそれでいいかなー、と思っていたので早速この連携機能を試してみることにしました。

 

Facebookは何枚かのページで構成されていて、その中に「写真」のページもデフォルトで用意されています(下図はiOSのFacebook公式アプリの例)。

 

 

このスペースには自分の好きな写真をアップすることが可能で、フォルダ管理もできます。
任意の写真をプロフィール写真として設定すれば、プロフィール写真専用フォルダも作成してくれます。

 

ではまず、instagramに写真を投稿してみましょう。機能確認のため投稿時の連携オプションはFacebookのみとします。

 

 

このオプション設定で投稿してみます。

僕の予想(希望)では、先ほどのFacebook>「写真」>「僕のお気に入り」ページに画像が追加されるはずなのですが…

 

 

あれ?ない?!

…どこか別のフォルダか、「写真」のページ直下に入ったのかと思ったけど、どこにも見あたりません。

 

そこで、よもやと思いつつウォールのページを見てみると…

 

 

有りました!有りましたけど、これって…。 InstagramからTwitterに連携投稿したときと基本的に同じアウトプットじゃないですかーっ!

ちなみにこの画像を写真のページに転載できないかなーと思いましたが、そういう仕組みにはなっていませんでした。

写真をクリック(タップ)してもInstagramのWebページが表示されるだけで、画像ファイルとして扱える扱えない以前のレベル。Twitter連携時と全く同じです。

 

要するにFacebookとの連携は、「こんな写真をInstagramに投稿してますよー」という紹介程度の役割しか果たしていない、ということになります。

でも、こんなことはInstagram→Twitter、Twitter→Facebookの連携機能を使えば済むことで、ハッキリ言ってこれだけでは不十分。納得できません。

 

Twitterの場合は画像を保存・共有できる自前の空間=サーバを持っておらず、リンクによる表示に頼り切っているわけだから『紹介』で終わっても致し方ないところだけど、、Facebookにはちゃんと写真を保存する空間があるのだから、写真のページ=アルバムにアップするところまで対応して欲しかった。

 

よもや「こうこう(Instagramという)面白いアプリがありますよー。iPhoneかiPadでしか楽しめませんよー。」というInstagram自身のPRのためだけの連携なのか?、なんてうがった見方をしたくなるのは僕だけなんでしょうか?
(Instagramファンの方、ごめんなさい。)

 
 

というわけで本日の結論。

「Facebookは、Instagram投稿写真のアーカイブ先には使えない。」

 

Flickrの、画像系クラウドサービスとしての汎用性・有用性に改めて感心させられる一方で、「それにしてもFacebookの存在意義って何なのだろう?なぜこのSNSがこれほど世界中を席巻しているのだろう?」という疑問(疑念)は日増しに大きくなる一方なのでした。

今、ATOKが熱い?!(プロローグ)

僕とATOKが出逢ってから、かれこれ20年以上になる。

 

当時はまだ“Windows”なるものが世に出ておらず、“MS-DOS”を搭載したPC/AT互換機(懐かし〜い!)『J-3100』に一太郎とATOKをインストールして会社の文書作成に日夜使用していた。

ESCキーを押すとポップアップするコマンドウィンドウから所望のコマンドをどんどん選んでいくUIはシンプルかつ秀逸で、その後OSがWindowsに移行してからも一太郎はしばらくの間日本語ワープロソフトのデファクトスタンダードの座に君臨し続けた。

パソコン本体に一太郎とExcelをバンドルした『呉越同舟』モデルが家電量販店の売れ筋No.1商品だったことを覚えている方も少なくないと思う。

 

その後マイクロソフトの巧みな戦略や、二重投資を避けたい日本企業の思惑もあって、一太郎は急速にその座をWordに奪われたが、日本語変換ソフトATOKはその変換学習能力の高さと、ライバルであるMS-IMEの変換能力の悲しいまでのプアさも手伝って、今なお多くのユーザに愛され続けている。

 
 

このATOKのメーカ、JustSystemsがこの秋、満を持してリリースしたのが『ATOK Pad for iPhone』であり、この成功?と人気に自信を深めた同社は、このたびその兄貴分(姉貴分)の位置づけとなる『ATOK Pad for Mac』をラインアップしてきた。

 

そこで、このブログではこれから数回にわたってATOK PadおよびATOKについて、実際の使用感を中心に紹介していこうと思っていたりするわけで。

(続く)

 

注1)決してJustSystemsの回し者でもPR記事でもないのであしからず(笑)
注2)仕事の忙しさや気まぐれで、このプロローグだけで終わってしまうかも知れないのであしからず(笑)

InstapaperのiOSアプリが素晴らしすぎる(今更ですが)。

先日紹介した「後で読む」Webクリッピング・サービス、Instapaper。

ブラウザに追加したbookmarkletの1クリックでそのページのURLがクリップでき、Instapaperの自分のサイトに登録される。それだけでもう十分便利なのですが、iOSアプリのInstapaperはそのシンプルなコンセプトを1000%活用するための色々な機能を有していて、それはもう『神』の領域に達していると言っても過言ではないスグレものなのです。

 

 

以下ではiPhoneアプリを例に基本的な使用法を紹介します。
アプリのインストール手順自体にトラップはないので説明はスキップしますね。

まずこれがトップメニュー。フォルダが並んでいます。

 

 

「Read Later」…クリップした記事のURL(タイトル+冒頭の文章)が時系列に並んでいます。
「★Starred」…★を付けた記事のURLが並んでいます。
「Archive」…「Read Later」フォルダ内で読み終わった記事を『Archive』すると、このフォルダからは消えて「Archive」フォルダに移動します。

ここで「Read Later」をタップします。

 

 

直近5項目の記事が表示されています。上下にスクロールして読みたい記事を見つけたらタップします。

 

 

お気づきの通り、おなじみのWebページの表示スタイルではありません。これはInstapaperがiPhoneで読みやすいように最適化した表示なのです。この最適化のさじ加減が本当に素晴らしく、文字が小さくて読みづらいiPhoneの欠点をカバーして余りあります。
通常のWebページより遙かに読みやすいと僕なんかは思っています。

ちなみに画面右上をタップするとアプリ独自ブラウザによるオリジナル表示(↓)が確認できますが…たぶん使う機会はほとんどないと思われます。

 

 

ページめくりもユニークです。画面を右から左にスワイプすれは次ページに、左から右にスワイプすれば前ページに切り替わります。実に軽快な操作感です。

((注)画面下端真ん中の『ページがちょっとめくれた』アイコンがアクティブ(青色)になっていないと上記が無効なので、その場合はアイコンをタップして機能を有効にしてください。)

 

 

画像と文字が混在するページのレイアウトも絶妙のバランスで好きですね。

 

 

読み終わって、「たぶんもう読まない」という記事だったら、画面下端右側の□→アイコンをタップして表示されるポップアップの一番上『Archive』をタップすれば、その記事は「Read Later」から「Archive」フォルダに移動します。ちなみにアーカイブしてしまった記事もちゃんと読めますし、『Move to Folder』で「Read Later」に戻すことも可能です。

 

 

 

おっと! 肝心なことを忘れていました(^◇^;)。
iOSアプリ『Instapaper』の最大のアドバンテージ。
それは、ネット環境になくても、すなわち完全オフライン状態でも、すでに取り込んである記事が完璧に読めちゃう、ということです。

 

 

画面左上が『機内モード』アイコン(飛行機アイコン)になっていますが、記事はちゃんと表示されていることがわかると思います。

これは特にオンラインでの使用場所が限定されがちなWifiのみのiPadユーザにとっては必要不可欠な機能であり、このアプリのインストールを強くお薦めする所以です。

 

次に他のクラウドサービスとの連携ですが、現状ではTwitterとTumblrへの投稿のみ、となんともお寒い状況です。Evernoteへの保存とDelicious等ソーシャルブックマークサービスへの連携だけでも機能追加されれば、本当に申し分ないのですが…。

 

 

今まではiPhoneを例に説明してきましたが、最後にiPadの表示例を紹介しておきます。

 

 

フォルダ一覧と記事一覧が同じ画面に表示されるので視認性がよく使い勝手も申し分ありません。

 

 

 

縦表示でのブラウジングも快適で画像混在でもこの通り。
ちょっとした電子書籍を読んでいる気分が味わえます。

 

 

さて、ここまで紹介・説明してきて、一つだけ問題が残りました。
それは、「iPhoneやiPadのSafari等のブラウザに、どうやってInstapaperのbookmarkletを追加するか」です。

 

一気に説明したいところですが、このbookmarklet追加手順は少々難しい(スンナリとはいかない)ので、別の機会(なるべく早いうち)にまた改めて紹介したいと思います。

 

ではまた。

Flickrを使ってみよう!(1)

先日”Instagram”の回でお約束したとおり、写真投稿/閲覧クラウドサービス”Flickr”の基本的な使い方を2回に分けて説明していきたいと思います。

 

前半の今回は『Flickrに登録しよう!』です。

 

1.Flickrに登録しよう。

(1)まずFlickrのサイト(http://www.flickr.com/)にアクセスします。

 

(2)画面右上の”Create Your Account”をクリックすると、米Yahoo!のサインイン画面に切り替わります(実は、Flickrは米Yahoo!(http://www.yahoo.com/)傘下のサービスなのです)。

 

(3)米Yahoo!で取得済みの無料アドレスとパスワードを入力してサインインします。

→(4)へ

 

米Yahoo!のアドレスを持っていない人は、(3.1)以降の手順で取得してください。

(3.1)米Yahoo! ID/パスワード入力画面の一番下にある”D’ont you have a Yahoo! ID?”をクリック(下図はモバイルサイトのSign In画面)。

 

(3.2)Yahoo! ID取得用ウインドウが開くので、所定の項目を記入して希望のアドレスを取得後、Flickrの登録画面に戻ってサインアップを済ませてください。

→(4)へ

【注意】
iPhoneやAndroid端末で優先的に表示されるスマートフォン用に最適化されたFlickrのサイトからでは、米Yahoo! ID登録ができないようです。この場合はPC用のサイトに移動してサインアップを進めるか、PCやMacを使って米Yahoo!のサイト(www.yahoo.com)にアクセスして登録してください。

 

(4)以上でFlickrへの登録作業は完了です。

 

2.Instagramと連携させよう。

Flickrの登録さえ済んでしまえば、もう連携できたも同然です。

写真投稿時に表示される画面の連携オプションにあるFlickrのスイッチをONにすると、一瞬InstagramからFlickrのサイトが表示されているSafariにタスクスイッチされ、Flickr側がInstagramとの連携を許可して、またInstagramにスイッチバックします。

 

これて連携手続きは完了。次回以降はこの許可動作は行われません。

 

 

次回はFlickrの一般的な使い方やお薦めのiOSアプリについてお話ししてみたいと思います。

ではまた。

(2010/11/28(日) 23:05 脱稿)

Instagramに投稿した写真のアーカイブスを作りたい。

このところTwitter界隈で人気急上昇中の写真投稿iOSアプリ「Instagram」。

 

ご多分に漏れず僕も駄作をボチボチ投稿してはいますが、周りの人達のレベルの高さに圧倒され、かつ自宅と会社の間をわき目もふらず急ぎ足で往復するだけの毎日ではシャッターチャンスに恵まれるはずもなく(←単にセンスがないだけじゃん!とセルフ突っ込み(苦笑))、ちょっと活動も停滞気味。

 

まあ、それはともかく(笑)。

 

Instagramに投稿した写真はどれも自分的には渾身の力作で、それなりに思い入れもあるので、閲覧しやすいアルバム形式のアーカイブス(バックアップ)を作りたいな、と常々考えていました。ちょうどTwitterにおけるTwilog(http://twilog.org/)やMomento(iOSアプリ)のようなイメージで。

ところが、少なくとも今のところ、Instagram自体にはアーカイブ(バックアップ)機能がありません。近い将来そういった機能が追加されないとも限りませんが、「シンプルさを重視して機能を絞り込ん」であるInstagramのことですから、あまり期待できません。

もちろん、投稿する際にオリジナル写真とフィルタ処理後の写真をiPhoneやiPadのカメラロールに保存する機能(iOSの「設定」でON/OFF可能)はあるけれど、これはあくまでローカル。クラウド命の僕としては、なんとしてもクラウドに保存して、いつでもどこでも閲覧できるようにしたい訳です。

 

で、何かいい方法はないのかな、と軽くググってみたら、みなさん考えることは同じなようで、既に実践されている先達の方々がいらっしゃいました。ただし、ちょっと難解で簡単に手が出せそうにないレベル。

もとよりそんなに高度なことをやるつもりのない僕としては、今回はエッセンスだけ参考にさせてもらい、後は自力でなんとかすることにしました。

 

さて、それでは一体全体どうするかというと…

 

Instagramへの投稿時にFlickrへも連携投稿し、Flickr上でアルバム化する、というアプローチです。(「なんだ〜、そんなことかよ〜!」と思われた方、ごめんなさい。)

 

上記自体は至極簡単。Instagramで投稿時に表示される各種サービスとの連携のところで、TwitterをONにするのと全く同様に、FlickrもONにしてPostします。

 

すると、Instagram上にアップされたのと全く同じ写真が(当たり前だけど)FlickrのPhotostreamにもアップされます。Instagram投稿時に付けたコメントが写真のタイトルになるのも嬉しい。

 

あとはInstagram投稿の都度、Flickr連携をONにするひと手間さえ惜しまなければ、超簡単クラウドアルバムの出来上がりです。

 

ひとたびFlickrに上げてしまえばその豊富な機能が享受できるし、もちろんクラウドですからPC/Mac/iPhone/iPad/その他スマート端末で常に最新の写真を楽しめるので、お薦めです!

 

それではまた!

 

 

…と言いたいところですが…実はひとつだけ問題が。

 

この連携を使うためにはFlickrのアカウントを持っていないとあきまへん。

 

今までずっとスルーし続けていたサービスだったので一瞬躊躇しましたが、他に適当な方法がなさそうなこともあり、この際だからFlickrの世界にも足を踏み入れることにしました。

(Facebookへも連携投稿できますが、アップした画像をどのように(どの程度)取り扱えるのか不明なのと、「実名主義」の壁があまりにも高すぎて今の僕にはとても乗り越えられないので、当面はスルー(笑)。)

 

ところがこのFlickr、とりあえず使えるところまで到達するのにちょっと高いハードルが何ヶ所かあることが判明。僕もInstagramからFlickrに突然放り込まれて、しばらくFlickrの海を漂ったあと、ようやくまたInstagramの世界に帰ってくることができました。

 

というわけで、唐突に次回「Flickrを使ってみよう(仮題)」へ続く(笑)。

 

ではまた。

(2010/11/27(土) 01:00脱稿)

「あとで読む」Webサービス、Instapaperを使ってみよう! <Webクリッピング入門(1)>

Webの小径を散策中、「あ、これ、後でじっくり読みたいな!」と思えるような記事を見つけたとき、恥ずかしながら僕もつい最近までブックマークに追加しまくっていました。
でもこのやり方だとブックマーク数が増える一方で後から探すのに一苦労だし、ブックマーク一覧を開いたときにあまり美しくありません。
それに実際には一度読めば十分な記事のほうが圧倒的に多いわけで、ブックマーキングはあまり効率的な(スマート)な方法とは言えません。

 

そこでお薦めなのが「あとで読む」サービス、Instapaper (http://www.instapaper.com/)です。設定も使い方も至って簡単。以下に説明します。

 

 

 

 

 

 

 

(1)Instapaerのサイトでユーザー登録します(右上のResisterから)。ここはE-mailアドレスをユーザー名として登録。僕はパスワードも設定しています。
(2)使用中のブラウザに対応した設定方法が表示されます。
(2.1)Internet Explorerの場合:『”Read Later”ブックマークレットを「お気に入り」に追加しなさい。」と指示されますので、灰色の”Read Later”ブックマークレット・アイコンにカーソルを当てて右クリック→「お気に入りに追加」を選択→「お気に入りバー」に追加します。

 

 

(2.2)SafariやChromeの場合:『”Read Later”ブックマークレットをブックマーク・ツールバーにドラッグしなさい。』とのことなので、その通りに灰色のブックマークレット・ボタンをドラッグ&リリースします。

 

 

いずれのブラウザでもバーに”Read Later”が追加されたはずです。設定はたったこれだけ。

 

 

(3)好きなWebページに飛んでバーの”Read Later”をクリックしてみて下さい。『Saving….』→『Saved!』と左上にポップアップされる小窓の表示が変わればOKです。

 

 

 

 

 

 

 

(4)Instapaperのサイトに戻ってみると、さっきのページがリストの一番上に表示されています。そのリンクをクリックすると、そのページが一発で表示される、という仕掛けです。(ちなみに"Text"をクリックすると、テキスト中心の読みやすい表示に変わります。)


 

 

 

 

 

 

(5)Instapaperのサイトをブックマークしておくと便利なのは言うまでもありません。

 

読んでみたいけど今は時間が…そんなときは気になるページをどんどん「Instapaper」していくだけで自分だけのWebクリッピング・リストの完成です!もちろんWebですから、別のPCやMac、iPhoneやiPadにおいて完全共有できています。

Web版Instapaperには色々と便利な機能があるのですが、実はまだちょっと研究不足なので紹介は後日。

 

それと、実はこのInstapaperにはiPhone/iPadアプリがあり、これはもう個人的には神アプリと呼びたいスグレものなので、ユーザの方は是非DLして使ってみて下さい。使い方の詳細については…こちらは次回、いや次々回にはなんとか(^◇^;)。