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Archive for 12/06/2010

InstapaperのiOSアプリが素晴らしすぎる(今更ですが)。

先日紹介した「後で読む」Webクリッピング・サービス、Instapaper。

ブラウザに追加したbookmarkletの1クリックでそのページのURLがクリップでき、Instapaperの自分のサイトに登録される。それだけでもう十分便利なのですが、iOSアプリのInstapaperはそのシンプルなコンセプトを1000%活用するための色々な機能を有していて、それはもう『神』の領域に達していると言っても過言ではないスグレものなのです。

 

 

以下ではiPhoneアプリを例に基本的な使用法を紹介します。
アプリのインストール手順自体にトラップはないので説明はスキップしますね。

まずこれがトップメニュー。フォルダが並んでいます。

 

 

「Read Later」…クリップした記事のURL(タイトル+冒頭の文章)が時系列に並んでいます。
「★Starred」…★を付けた記事のURLが並んでいます。
「Archive」…「Read Later」フォルダ内で読み終わった記事を『Archive』すると、このフォルダからは消えて「Archive」フォルダに移動します。

ここで「Read Later」をタップします。

 

 

直近5項目の記事が表示されています。上下にスクロールして読みたい記事を見つけたらタップします。

 

 

お気づきの通り、おなじみのWebページの表示スタイルではありません。これはInstapaperがiPhoneで読みやすいように最適化した表示なのです。この最適化のさじ加減が本当に素晴らしく、文字が小さくて読みづらいiPhoneの欠点をカバーして余りあります。
通常のWebページより遙かに読みやすいと僕なんかは思っています。

ちなみに画面右上をタップするとアプリ独自ブラウザによるオリジナル表示(↓)が確認できますが…たぶん使う機会はほとんどないと思われます。

 

 

ページめくりもユニークです。画面を右から左にスワイプすれは次ページに、左から右にスワイプすれば前ページに切り替わります。実に軽快な操作感です。

((注)画面下端真ん中の『ページがちょっとめくれた』アイコンがアクティブ(青色)になっていないと上記が無効なので、その場合はアイコンをタップして機能を有効にしてください。)

 

 

画像と文字が混在するページのレイアウトも絶妙のバランスで好きですね。

 

 

読み終わって、「たぶんもう読まない」という記事だったら、画面下端右側の□→アイコンをタップして表示されるポップアップの一番上『Archive』をタップすれば、その記事は「Read Later」から「Archive」フォルダに移動します。ちなみにアーカイブしてしまった記事もちゃんと読めますし、『Move to Folder』で「Read Later」に戻すことも可能です。

 

 

 

おっと! 肝心なことを忘れていました(^◇^;)。
iOSアプリ『Instapaper』の最大のアドバンテージ。
それは、ネット環境になくても、すなわち完全オフライン状態でも、すでに取り込んである記事が完璧に読めちゃう、ということです。

 

 

画面左上が『機内モード』アイコン(飛行機アイコン)になっていますが、記事はちゃんと表示されていることがわかると思います。

これは特にオンラインでの使用場所が限定されがちなWifiのみのiPadユーザにとっては必要不可欠な機能であり、このアプリのインストールを強くお薦めする所以です。

 

次に他のクラウドサービスとの連携ですが、現状ではTwitterとTumblrへの投稿のみ、となんともお寒い状況です。Evernoteへの保存とDelicious等ソーシャルブックマークサービスへの連携だけでも機能追加されれば、本当に申し分ないのですが…。

 

 

今まではiPhoneを例に説明してきましたが、最後にiPadの表示例を紹介しておきます。

 

 

フォルダ一覧と記事一覧が同じ画面に表示されるので視認性がよく使い勝手も申し分ありません。

 

 

 

縦表示でのブラウジングも快適で画像混在でもこの通り。
ちょっとした電子書籍を読んでいる気分が味わえます。

 

 

さて、ここまで紹介・説明してきて、一つだけ問題が残りました。
それは、「iPhoneやiPadのSafari等のブラウザに、どうやってInstapaperのbookmarkletを追加するか」です。

 

一気に説明したいところですが、このbookmarklet追加手順は少々難しい(スンナリとはいかない)ので、別の機会(なるべく早いうち)にまた改めて紹介したいと思います。

 

ではまた。